いつもお世話になっている【富山の自動車販売店様】より、今回はタバコ臭が酷い車両の消臭・清掃依頼をいただきました。
タバコ臭が染みついている車は、中古車販売の現場でも「なかなかお客様に選ばれにくい」というのが大きな課題です。
そのため、こうした特殊なクリーニングは、毎回ご指名をいただいております。
見た目は普通でも…タバコのヤニがびっしり!
一見するときれいに見える車両でも、天井や内張りを拭くとすぐに黄色いヤニがタオルにべったり付きます。
今回は特に、シートの下や荷台付近の汚れがひどく、掃除を進めるうちにバケツの水はすぐに真っ黒になってしまいました。
オゾン脱臭で徹底消臭!無臭の車内に仕上げます
ひと通り車内を徹底的にクリーニングした後は、オゾン脱臭器を使用し、車内に残った頑固な臭いを分解・消臭していきます。









室内もスッキリしました。








大きな傷や凹みは無いものの、ほぼ手入れはしていない乗りっぱなしの状態だったと思われます。
トヨタのコーティングはしてあるみたいですが手入れをしなければ当然汚れは付いて来ますし洗車機を使用しても拭き取りをしなくそのまま走行すれば井戸水なのでシミになってしまいます。
磨きを施してあげればシミや傷の除去はできますが、隙間に入り込んだ、細かな黄砂や花粉などの除去は地味な手作業で行っていきますので、大変時間がかかりました。
清掃後の画像ですが、バケツの水が真っ黒になる位汚れていました。ペタっとした皮シートはこびりついた皮脂などを取り除けば、再びふっくらとした風合いに戻り、その後インテリアコーティングで保護いたします。
ホイールも鉄粉がこびりつきとても汚い状態でしたが、鉄粉除去剤を使い時間と手間をかけキレイにいたしました。

濃紺色は塗装が柔らかい為、気をつけてても軽く拭くだけでもいつの間にか小傷が入ってしまいます。そういった塗装にはなるべく硬度が高いものを塗布してやるといいと思います。
研磨行うことにより、このように新車のような輝きを復活させることができます
次にホイールのコーティングを致しました。
ここはチェーンの油が飛び散ったりブレーキダストの付着が目立つ箇所なので、特に念入りにコーティングを施行いたします。ボディーのコーティングと違うのは、ホイール専用コーティングということです。
マフラーは熱を持ちますので、汚れた場合にとてもこびりついて取りにくいものですから、エキパイも含めフルに施行しておきます。
もう1台バイクのコーティングをしました、ベスパです。ベスパはスクーターですが、モノコックボディで鉄板で作られています。部分的に樹脂が使われています。

シートは水洗いが基本ですので、クリーナーで丁寧にブラッシングした後、温水を使いリンザーで丁寧に吸い取ってやります



艶はとても深く触るとツルツルとした感触で撥水性能に関しても水がコロコロと弾き滑り落ちていきます。
EXEのガラス撥水加工も大変お勧めいたします。従来であれば半年程度しかフロントガラスの撥水は持ちませんでしたが、このEXEシリーズの撥水性能はデータ上では2年.実務でも1年以上の撥水性能は維持できると思います。
この状態から艶が出るまで磨いていくわけですが、とても重労働になるんですけど、ある程度表面の酸化した部分を荒く削り、ショートカットしていく方法で磨いて行きます。
シングルポリッシャーを使用しましたら、時間がかかると思いますので、水研ぎのようなイメージでカットバフを使用し、表面のパサつきを取り除いていきます。
ここまでの作業時間は1日程度ですが、ムラが発生しますので細かい部分を小型ポリッシャーで磨いていかなければいけません。やはりどうしても一手間二手間が必要で細かな肌調整は欠かせません。背面タイヤがついてたところの水垢は相当頑固に付いていたため、こちら除去に大変時間をかけました。
1番劣化が激しいと思われる。ルーフに関しては2時間はしっかりかかりましたが、体力を奪われると思いがちですが、さほど体力を使わずに軽く磨いていくのがコツです。
このような状態で完成です!3日の時間を要しましたがのどの手順で磨いていくのが1番早く綺麗になるかと考えながら作業するのもなかなか楽しいものです。