車検を機に一度キレイにして置きたいどの事でパールのフォレスターを預かりました。
予算にも少し余裕を取ってあるのでセラミックコーティングをする事になりました。
この手のカラーは誰が見ても一見キレイに見えてしまうのですが良く見てみたら無数のウロコが全体に貼り付いています。
拡大しても画像では中々伝わりません。仕方なくシングルポリッシャーを使い研磨してみますがウロコはかなり硬く取る事が出来ません。
右サイド運転席側ですが水平面より多少ウロコは少な目。
シングルポリッシャーも大型で重たいタイプとバフも固め、コンパウンドは荒目で回転を落として少しずつウロコを削り落とし荒目から細目に変化させマシンも変えながら徐々に艶を出して丸々一日掛けて磨き仕上げて行きました。
ようやく本来の艶を取り戻しセラミックコーティングで保護します。
どう扱っていたらこの状態になるかは良く分からないのですが久しぶりに大変な作業になってしまいました。

美しい状態になり、また愛着を持って大切に乗って頂ければ幸いです。



新車が到着して直ぐに施行に至りましたがボンネットと天井など花粉でしょうか?少しざらついている塗面で合わせて下地処理を行いコーティングを塗布する環境を作って行きます。
コーティングの施行性能は第三者機関で鉛筆で引っ掻きテストや板に塗布して曲げてみたり鉄玉を落下させたり酸に付けて溶けたりしないかなど10項目以上のテストで合格し異常なしの証明書が付いていますのでご希望の方に実際に見て頂き納得してもらっています。
このコーティングの仕上げならお客様も喜んで頂けると営業の方に太鼓判を押されました、よろしくお願い致します。
確認しましたら変色も勿論、無数のクラックがライトのレンズに入り込んでいます。この状態を無視して表面の変色部分のみを取り除いただけではまた同じ状態に戻ります。ある程度ペーパーを掛けて施行した所で元の状態まで修復する事も施行技術が無ければ結局中途半端な仕上げで終わるので何度も変色し同じ作業をやり続けないといけなくなります。
ヘッドライトのリペアをする為には表面の変色部分だけを取り除くだけでは無くハードコードの劣化が原因で表面に無数の入り込んだクラックを90%以上を取り除かなければ再び変色や美しい元の状態に仕上げる事が出来ないと言う事を理解してから施行致します。
約2時間掛けクラックの除去率が90%以上のサイデングを行い見事にヘッドライトのリペアが完成致しました。

新車の時にディーラーでしたコーティングですが手入れをしないと疲れた雰囲気に。今回は劣化した表面を磨き気持ち良く乗ってもらう為に頑張ります。
透明感が復活し美しいディテールになってきました。ウォータースポットがかなり酷く平坦にする事が困難です、それは表面に付いた水がレンズの様になり太陽光の熱で塗装が萎縮した為とても固くなり磨きが効き難い状態です。
白見えるのは触媒をスプレーしたあとです。触媒は汚れを浮かせ雨が降ると流れてしまう自浄作用があります。水道水を掛けて洗うのとは違い雨で流れて落ちるのがポイントです。理論上何もしない方が何となくいつもキレイな車となります。
