助手席のチャイルドシートに乗せていたお子さんが突然嘔吐してしまったそうです。臭いも凄いのですがエアコンの吹き出し口の奥にまで嘔吐物が入ってしまったのと操作するスイッチの隙間にまで細かく入って詰まってしまいました。運良くパネルはバラして脱着出来るタイプだったので奥まで入り混んだ汚物は綺麗に掻き出す事がで来ました。シートやフロアについた臭いはリンサーで水洗いをし専用クリーナーで掃除をしてから臭いを分解するバクテリアを塗布し一週ほど掛けて完全に消臭させました。

部分消臭は出来たものの臭いは室内全体に残ってしまう為に除菌消臭剤をガス化させ3時間程度と換気を繰り返し臭いが消えるまでやり続けます。

消臭期間は中身によって違ってきます。コーヒーとか加齢臭などはかなりしぶとく中々消えてくれません、尿は比較的早いのですが便とかは時間が掛かります。薬を飲んでる嘔吐物とか乳製品が含んでるとかも時間は長めで特にお酒を含んだ物は2週間掛かっても取れなかった時もありました。エアコンの中に臭いが移ってしまいこれが取れなく大変苦労した事もあります。もし、その様な場面があれば即エアコンは切ってしまった方が良いと思います。

消臭は本当に難しい事から中古車市場では事故車と同じ扱いをされてしまいます。他人の臭いが付いた車に乗りたいか?と言ったら良い訳ないですよね。案件によっては目標が見えない道を歩いてる気がする程大変ですがもし困った事が是非ともご相談下さい。

バイクもクルマもセラミックコーティングでの施行が増えています。記事を見てセラミックに興味を持たれる方が増えていると同時にこちらもお勧めしています。タンクカバーが樹脂なのでニーグリップをすると簡単に小傷が付いてしまいます。樹脂製なので余り圧力を掛けて磨くと溶けたりしますので水性のコンパウンドで慎重に磨いて行きます。この部分はプロテクションフィルムで保護しその上からセラミックコーティングを塗布します。ラッピングフィルムの上にも施工が可能で材質の保護も出来来ます。二層にする事で艶や深くなり最初と印象がガラリと変化します。ホイールも勿論、施工します。今までホイールには専用の素材を塗布していましたが鉄粉が付きにくいのと防汚性能が高く以前のコーティング剤を超えてると思われる為セラミックにしています。

ガラスコーティングはどうしてもこの様な染みが出来てしまい管理の問題とガラスコーティングの弱点でもあります。当社では多層構造にする事で1年とか半年経った車両を多数メンテナンスで預かりますが比較的この現象は軽減されています。しかし3Mセラミックコーティングの勉強会に行くと問題の染みはもの凄く少ないと暴露実験で証明されています。無いと言うとトラブルになるので出来にくいと表現しておきます。特にボンネット、ルーフ等、紫外線が強く当たる箇所も基本二層ですが並行面等はポイントで多層にするなどで施工するのもコスト的にメリットがあると思うので保管状況に応じてご相談してもらえると嬉しく思います。

他社の施工した車両を3Mセラミックコーティングシステムに再施工した所です。当コーティングはウインドガラスにも施工出来るのが特徴で現在自社の車両で実験中です。3Mの説明では約1年と言う話しですが北陸の様に雨が多い地区はどうかなぁと思いますが3ヶ月経過で一旦判断出来るのかと思います。

ワンポイントにラッピングを施工したい要望が最近増えています。誰かがやっていたとかイメージで描いたスタイルを形にしてみたい等、問合せが良く来ます。雰囲気がかなり変化してしかも交換が簡単であればこう言ったカスタムも楽しめるのならもっと広がって欲しいと思いますマジョーラシリーズは角度により色か変化します。他に数種類ありますので自分の好みで選ぶ事が出来ます。メッキ部分をグリルと同色にして一体感を出したいと依頼がございました。この様な車体に付属しているパーツは面積は小さいのですが細かな箇所の処理が大変に難しく簡単に出来そうで実はそれなりに大変なのです。本来なら分解してこの部位のみの施工でしたらそんなに難しくありません。かなり雰囲気が変化します!お客様には大変喜んで頂けました。

トランクに入れていた灯油入りタンクをひっくり返してしまい10リッター以上流出してしまった車両の異臭除去作業ですPHV車両なので大型電池がリヤトランク部分を占めていて床に入り込んだ灯油を中和させますが電池が邪魔して困難な作業です。振動防止シートが灯油で溶けていて粘度の様になっています。どの様に灯油が流れてどこまで染み込んでしまったかシュミレーションをしながら異臭を中和させて行きます。消臭スモークを焚いて室内全体の異臭分解を行いますが春先で気温が20°前後迄上昇し室内の灯油臭が天井などに染み付いてしまった事でここからが悪戦苦闘の連続で頭を悩ませ事に…。

数日は臭いはしませんが異臭が戻る現象が起きてしまうので根本はまだ残ってる模様です。

天井に大量のバクテリアを塗布し日陰で2日程消臭分解させてみた所、劇的に臭いが消え消臭成功かと思いましたがほんの少し、乗り込んだ瞬間に微妙に灯油の臭いがします。試乗ではほぼ気にならないレベルにはなるもののやっぱり気になるとオーナーの意見で最終仕上げで異臭分解装置なる秘密兵器で数時間室内で焚いて見る事にしました。

室内空間に漂う臭いと合体し酸化させて無力化させてしまうので効果はしばらく続くので自然に無臭になります。

微妙に残った臭いは分解され無事にお返しする事になりました。

灯油をひっくり返す事故は毎年やりますが今回はかなりの強敵で先が見えなく大変な案件でした、通常3週間程で作業は終わるのですが内装部品の欠品もあり2カ月弱の長期に亘りお預かりしご迷惑をお掛けしました。