猛烈な異臭を放つ車両のクリーニング
今回入庫したのは、正直これまでのルームクリーニング史上ナンバーワンと言えるほどの強烈な異臭を放つ車両でした。
シートやハンドル、シフトレバーまでベタベタと汚れており、臭いの原因はおそらく人の体臭。それを放置したことで酸化し、酸性の強烈な臭気となっていました。
汚れと臭いの正体
リンサークリーナーで水洗いを開始すると、吸い取った水は一瞬で真っ黒に。
何度繰り返しても汚水は出続け、さらに掃除を進めると助手席と運転席の間に嘔吐の跡がこびりついているのを発見。
体臭の酸化臭と汚物の臭いが混ざり合い、まるで「ゴミ屋敷」に近いレベルの臭いが充満していました。
消臭のプロセス
当社では、臭いの分解にバクテリアを使用。
しかし、このレベルではさすがに即効性はなく、臭いが落ち着くまでに約1ヶ月を要しました。
正直なところ、カーペットからシート、ドアの内張りまで全交換が望ましい状態でしたが、納車をいつまでも遅らせるわけにはいきません。
最終仕上げ
そこで改めて全体を拭き掃除し、洗浄剤の跡も残らないよう徹底的に仕上げ。
さらに数回にわたりオゾン脱臭器を稼働させ、ようやくお客様に納車することができました。