「古い車だけど愛着があって、まだまだ乗り続けたい」

そんなお客様からのご依頼でした

ご依頼内容

フロントバンパー:経年劣化による塗装の剥がれ

ヘッドライト:黄ばみ+無数のクラックで点灯時に目立つ

ボディ全体:天井を中心に汚れ・鉄粉の付着

「予算内で磨いて若返らせたい」というリクエストです。

作業内容

フロントバンパー再塗装(板金塗装)
劣化していたバンパーを綺麗に塗り直し、新車のような艶を復活。

ヘッドライトリファイン
黄ばみを除去し透明感を取り戻し、クラックの影響も目立ちにくい状態へ。

ボディ研磨・クリーニング
鉄粉や付着物を徹底的に除去し、塗装面をしっかり磨き上げました。

完成後の仕上がり

施工前は古さを感じさせていた外観が、

バンパー・ライト・ボディすべてのリフレッシュで大変若返った印象に。

お客様も仕上がりをご覧になり、

「こんなに綺麗になるとは思わなかった!」と大変喜んでいただけました

ポイント

愛着のある車は、パーツごとにリペア・リフレッシュを組み合わせることで、

「まだまだ現役で乗れるクルマ」に生まれ変わります。

今回入庫したのは、正直これまでのルームクリーニング史上ナンバーワンと言えるほどの強烈な異臭を放つ車両でした。

シートやハンドル、シフトレバーまでベタベタと汚れており、臭いの原因はおそらく人の体臭。それを放置したことで酸化し、酸性の強烈な臭気となっていました。

汚れと臭いの正体

リンサークリーナーで水洗いを開始すると、吸い取った水は一瞬で真っ黒に。

何度繰り返しても汚水は出続け、さらに掃除を進めると助手席と運転席の間に嘔吐の跡がこびりついているのを発見。

体臭の酸化臭と汚物の臭いが混ざり合い、まるで「ゴミ屋敷」に近いレベルの臭いが充満していました。

消臭のプロセス

当社では、臭いの分解にバクテリアを使用。

しかし、このレベルではさすがに即効性はなく、臭いが落ち着くまでに約1ヶ月を要しました。

正直なところ、カーペットからシート、ドアの内張りまで全交換が望ましい状態でしたが、納車をいつまでも遅らせるわけにはいきません。

最終仕上げ

そこで改めて全体を拭き掃除し、洗浄剤の跡も残らないよう徹底的に仕上げ。

さらに数回にわたりオゾン脱臭器を稼働させ、ようやくお客様に納車することができました。